2007年01月20日

連続小説「たまにはコーヒーでも」

第三話「アイスティーにはミルク多めに」


 別にそれがどうしようもなく気になった訳ではない。たまたま疲れていただけかもしれないし、だからといって私が詮索するのもおかしな話だ。とにかく、私に出来ることと言えば、出てきたホットケーキとアイスティーを美味しくいただくことくらいだった。

 相変わらずここの料理は、私を落胆させることがない。隠れた名店、というほどでもないだろうが、無くなれば恋しくなるのは私だけではあるまい。
 いっぱしの評論家を気取りつつ、早々に食事をし終えた私はいつもどおりにレジへと向かった。伝票に記載されたアイスティーの文字以外、何一つ変わらないいつもどおりの光景である。
 会計を済ませる時も、彼女の顔は何一つ変わらない笑みを浮かべていた。


(つづく)
posted by きのした@なぎさ at 12:10| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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