2006年06月23日

連続小説「たまにはコーヒーを」

第一話「何気なく頼むカフェオレ」


 もともと、私はカフェオレが好きだとも、嫌いだとも感じてはいなかった。
 ただ、先輩のカフェオレを頼む姿が、何となく大人っぽくて、ただそれだけの理由で、私はこの店に来るたび、カフェオレを頼んでいた。別に、それ以上に何があったわけではない。
 だからというわけではないが、今日は別のものを頼もうという考えが出て来たことも、大した理由あってのことではなかった。ミスばかりだったこともあるし、煮詰まり気味だったということもあるかもしれないが、結局のところ、単純に気分の問題である。
 先輩の真似ではなく、自分の意思で飲むと言うことに、何か特別なことを感じていたのかもしれない。
 そんなことはどうでもいい。

 私は、ここの看板娘に声をかけた。


(つづく)
posted by きのした@なぎさ at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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